●糖尿病になると糖分を求めるようになる

糖尿病に陥ると糖分を求めるようになります。実は「糖分を過剰摂取したから、糖尿病に陥る」というわけではありません。

ただ、なんにせよインスリンが正常に作用しなくなるので、糖質の吸収効率が大幅にダウンしてしまいます。

実際には、糖分が血中に大量に存在しているわけですが、栄養分が臓器に届かないので「糖分をくれ!」という指令を発してしまいます。

まとめると「糖分を大量に摂取しても、細胞や筋肉に栄養分を届けることができない」というわけです。ですから、糖尿病になると体重が減ってしまう場合が多いのです。

糖尿病の際は糖分だけでなく炭水化物にも気を付けましょう

空腹のときに高カロリーな食品を一気に食べるなどすると、血糖値が急激に跳ね上がってしまいます。ですから、食べる順序や料理の方法に気を使うなどして、血糖値が上がり過ぎないようにしていきましょう。

血糖値は食事を終えてから30分ほど経つと最高潮を迎えます。ですから、野菜から徐々に摂取するなどして、血糖値の上昇を穏やかにしていけば、インスリンの過剰発生をブロックすることが可能です。

「砂糖の含有量が多い食べ物は、即座に血糖値をアップさせる」というのはイメージしやすいでしょう。しかし、実は炭水化物(米、かぼちゃ、芋など)も、時間が経つにつれて糖質へと変質していきます。

ですが、最近ブームになっている「低GI食品」を活用すれば、食事を終えてからの血糖値の上がり方を穏やかにすることが可能です。

低GIとは?

「炭水化物が糖に変質するまでの時間」を元にした指標のことを「GI値」と言います。

食事を終えてから血糖値が一気に上がりやすくなるものは「高GI食品」。
反対に上がり方が穏やかになるもののことを「低GI食品」と呼びます。

<高GI食品>

・もち
・かぼちゃ
・じゃかいも
・菓子パン
・白米 など

<低GI食品>

・牛乳
・ヨーグルト
・キノコ類
・緑黄色野菜などの野菜
・海藻(ひじき、もずく、わかめ、のりなど)

高GI食品の代表格とも言える白米にちょっと玄米を混ぜるだけでも、GI値をダウンさせることが可能です。
また、食物繊維が豊富な食べ物、大豆系食品、酢などを同時に食べることによっても、血糖値の上がり方を緩やかにすることが叶います。

お腹が空いている状態で、最初から炭水化物(白米など)を摂ると、血糖値の上がり方が激しくなってしまいます(空腹時は吸収効率が高いため)。ですから、キノコや野菜を最初に食べておいてから、魚類や肉類、そして白米等の主食はラストに食べるようにしましょう。

消化性オリゴ糖と難消化性オリゴ糖の差は?

「難消化性オリゴ糖」は、小腸で消化吸収されずに大腸に到達するタイプのオリゴ糖。
「消化性オリゴ糖」は、小腸で消化吸収されるタイプのオリゴ糖です。

大腸まで到達しない難消化性オリゴ糖は、血中に流入しないので、血糖値をアップさせません。(甘さは当然あります)

<消化性オリゴ糖>
・トレハロース
・パラチノース
・マルトオリゴ

<難消化性オリゴ糖>

・ラフィノース
・乳果オリゴ糖
・キシロオリゴ糖
・ガラクトオリゴ糖
・フラクトオリゴ糖

大腸まで消化吸収されずに到達して、ビフィズス菌に食べられて、ビフィズス菌を繁殖させる役割がありますので、お通じの悩みがある方にもオリゴ糖は向いています。

まとめ

健康体であれば、どのような場面でも140㎎/dlをオーバーする血糖値を記録することはありません。ですが、糖尿病の場合は、運動を行うか否か、食事の中身・分量・食べる順序によって変化します。

そして、どうしても甘いものが欲しくなるわけですが、その際は白糖などよりもオリゴ糖を食べるのが良いというわけですね。

オリゴ糖であれば血糖値を激しく上げることはありませんし、腸の中のコンディションを良くして、お通じも改善してくれます。しかも、免疫能力を上げる効果も。
ぜひ試してみましょう。