インスリン注射って一生継続するものなのか?

糖尿病の影響による高血糖に対して何の手も打たないままでいると、そのうち色々な合併症に見舞われて、日々の生活が脅かされるようになってしまいます。

そして、薬品に対するアレルギーを持っている人、内服不可能な人、運動・食事療法だけでは血糖値の改善が望めない人などに関しては、インスリン注射をする必要があります。

端的に言えば「高血糖状態や、この先発生する可能性のある色々な合併症を防止する」ことが、インスリン注射をする意味です。

インスリン注射の種類とコスト

インスリン注射には5タイプありまして、本人の生活習慣、病状、すい臓の動きなどによって、医療機関側がどれを使うかを選ぶことになります。

超即効型インスリン製剤

このインスリン注射は食事に合わせて行います。注射をするとすぐに効果が発揮されますが、効き目がすぐに切れるという性質があります。
(インスリン追加発生をカバーする形式)

即効型インスリン製剤

食事の30分前に行うインスリン注射であり、食事を終えてからの血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。
超即効タイプよりも、効き目の継続時間は多少長いです。
(インスリン追加発生をカバーする形式)

中間型インスリン製剤

注射をすると徐々に効果が発揮されて、その効果はほぼ1日キープされます。
食事とは無関係に行えるインスリン注射です。
(基礎インスリンの発生をカバーする形式)

持効型溶解インスリン製剤

毎日一定の時間に行うインスリン注射であり、一日中一定以上作用してくれます。
作用効果のピークが存在しませんし、食事とは無関係に利用することになります。
(基礎インスリンの発生をカバーする形式)

混合型インスリン製剤

中間タイプと即効(超即効)タイプを混合させたインスリン製剤です。
食事に合わせて使います。
(インスリン追加発生を基礎発生を一度に進める形式)

血糖測定を行うかどうか・インスリン注射を何回するか・インスリンの分量、などによってコストが変化するので一括りにはできませんが、1万~1万5千円くらいにはなるものと考えておきましょう。

副作用は?インスリン注射において気を付けたいこと

インスリン注射をする上では「低血糖」に対して細心の注意を払うようにしましょう。

特にインスリン注射を食事の前に行う形式に関しては気を付けなければならず、注射後に即座に食事をしなければ、低血糖に陥る可能性が高いです。

もちろん、何らかの事情によって、食事のタイミングがずれたようなときでも低血糖に見舞われる恐れがありますので、次のような症状に襲われた場合は、即座に糖質(ブドウ糖)などでカバーする必要があります。

主な低血糖症状

・指や手の震え(振戦)
・冷や汗
・あくび
・目のかすみ
・めまい
・心臓のどきどき
・顔面蒼白
・けいれん
・昏睡

このような症状に見舞われたら、すぐにブドウ糖などを食べる必要があるわけですが、意識が薄くなってしまえば、それが自力で行えずに、そのまま気絶してしまう可能性もあります。

そして、誰にも気づかれないとそのまま命を落としてしまうことさえありますので、インスリン注射を行うのであれば、低血糖に対して細心の注意を払うようにしましょう。

自己注射の注意点とインスリン注射の痛みの程度について

インスリン注射の「自己注射」は最初は怖くなってしまうかもしれません。
ですが、太ももや腹部などの脂肪が多い場所に、毛髪くらいの太さの針を刺すだけですから、痛みは非常に少ないです。

ただし、注射を毎食か毎日行うわけですから、毎回ちょっとずつ打つ位置を変えないと、インスリンが吸収されにくくなったり、「しこり」が発生したりしてしまう恐れがあるので気を付けてください。

まとめ

インスリン注射がスタートしても、血糖値を運動・食事療法などで正常範囲内に近づけることができれば、経口薬に変えることができます。

しかも、生活習慣を改善したり、減量に成功したりすれば、経口薬さえ使わなくて良くなることも。

インスリン注射をすることになっても、適切な対処を取れば合併症をブロックして、いずれ注射を止めることができるというわけですね。

前向きに治療を頑張っていきましょう。